アップデートプラネタリウム − 実験と成果展
これまで 国内外で環境や建物自体に手を加え空間そのものを新しい風景へと変換させていく作品を制作していた北川貴好が、公共建築に着目し、ソフトによって建築の使われ方を更新していく「アップデートアーキテクツ」を立ち上げました。
その第一弾プロジェクト「アップデートプラネタリウム」は、墨田区の生涯学習センターにある元プラネタリウムドームを舞台に、この考えに賛同した者たちがさまざまな方法でドームと向き合い、試行錯誤を重ね、空間の使われ方を模索しています。
この度はその実験の成果展を開催致します。実験で行われた様々な風景が立ち上がる3日間。ぜひアップデートされたプラネタリウムドームへお越しください。
その第一弾プロジェクト「アップデートプラネタリウム」は、墨田区の生涯学習センターにある元プラネタリウムドームを舞台に、この考えに賛同した者たちがさまざまな方法でドームと向き合い、試行錯誤を重ね、空間の使われ方を模索しています。
この度はその実験の成果展を開催致します。実験で行われた様々な風景が立ち上がる3日間。ぜひアップデートされたプラネタリウムドームへお越しください。
会期
11月23日(木・祝)15:00-20:00 11月24日(金) 15:00-20:00 11月25日(土) 12:00-17:00 会場 すみだ生涯学習センターユートリヤ ドーム(旧プラネタリウム)/ 展示ホール コラボレーションメンバー 北川貴好(美術家)、飯田将茂(映像作家)、後藤大輝(催事制作者)、佐藤いちろう(靴郎堂本店/クツ創家)、佐藤史治+原口寛子(アーティストユニット)、曽我高明(現代美術製作所)、金子千裕(写真家)、西原尚(美術家/サウンドアーティスト)、藤井さゆり(コーディネーター)、藤田龍平(美術家/画家)、吉川晃司(建築家)、吉田尚弘(インストーラー/映像作家) ※プログラム内容は予告なく変更する場合があります。 ※時間帯によってプログラムが異なります。 |
タイムテーブル
▶︎館内ツアー|北川貴好
1994年、建築家の長谷川逸子設計により建てられたすみだ生涯学習センター(ユートリヤ)の館内を北川貴好の解説によりめぐるツアー。
▶︎アップデートドームプレゼン|アップデートアーキテクツ
これまでのプラネタリウムドームでの実験をまとめて紹介。ソフトによってドームは更新されたのか。
▶︎巨人と体操|飯田将茂
寝ている巨人が目を覚まし、ラジオ体操。巨人と一緒に体操をすると、自分も大きくなったような感覚に。みんなも一緒に体を動かしてみよう。
▶︎人形劇|西原尚、藤田龍平
影絵や音をつかった人形劇。オブジェクトと球体が織り成すパフォーマンス。
▶︎スクラプチャードームギャラリー|吉田尚弘、北川貴好
食べ物が食べられていく状況はまるで彫刻のよう。飛び入り参加歓迎のパフォーマンス。
▶︎佐藤原口のニコニコ配信~ボツ案編~|佐藤史治+原口寛子
これまでの実験でボツになったプランの放送、来場者によるコメントの投稿によって、アップデートアーキテクツを議論するプラットフォームへ。
▶︎時間の計測|佐藤史治+原口寛子
天体と暦、時間の関係を座って鑑賞しながら考えるプラネタリウム。ここで動きによって時間についての思考をめぐらす。
▶︎サウンドパフォーマンス|西原尚
球体の反射音を使ったパフォーマンス。球体内に音が響き渡る。
▶︎銭湯|金子千裕、北川貴好
生涯学習センターでゆるりとお湯に浸かりましょう。ドームが銭湯へとアップデート。
▶︎HOLE IN THE SOLE|佐藤いちろう
穴があいた靴をかぶり、地面を見る。そしてその様子はまるで世界が反転したよう。
▶︎大仏とハンモック|後藤大輝
ハンモックに寝そべり、大仏に庇護される感覚を疑似体験。全てを司る盧舎那仏座像の掌は感じられるのか?
▶︎スナック|金子千裕、吉川晃司、北川貴好
3日間限定のドームスナックがオープン! カラオケやゲーム、映像遊びなど何でもあり。※お酒は飲めません。
※11月24日13:00よりドームにて『宇宙の侘茶会セミナー サイエンスの成れの果て「芸術とは何か」美の方程式で解く』を開催いたします。 事前予約制になりますので、ご参加希望の方はスタッフまでお声がけください。
ゲストスピーカー:黒川五郎/案内人:後藤大輝 /会費:無料/終了時刻:15:00
プラネタリウムの機械が撤去されドームだけが残った場所があります。
墨田区の生涯学習センターユートリヤというところです。 星空を映し出す機械はなくなり、代わりに、360度全天を映し出す特殊なレンズが付いたプロジェクターがあります。そのプロジェクターで、いろいろと実験したくなりました。 実験では、YouTubeで探し出した動画や手持ちの映像、カメラを使ったリアルタイム中継など、映像投影の可能性を探りつつ、影絵や反響音など、ドーム空間の特徴を遊びながら見つけていきました。そして、これらのドームでの実験36景をまとめた成果展示を3日間ドームで行います。
このようなプラネタリウムのドームは全国に沢山あります。今回の事例をまとめた冊子を作り、将来は、そのコンテンツをいろんなドームで行う計画です。将来につなげるコンテンツにするのです。
アップデートアーキテクツは、美術家を中心に様々な職能の人と共に、ソフトによって公共建築を更新していくことの可能性を作っていく団体です。公共建築は、一度プログラムを決定し動き始めるとなかなか用途が変更できませんが、アートの柔軟性で、公共建築をアップデートできるのでないか。その可能性を探っていこうと思っています。
今回のアップデートプラネタリウムは、ドームの面白い使い方から始まり、世界中の公共建築や公共空間を考える新しい動きとなるでしょう。
アップデートアーキテクツ代表 北川貴好
プラネタリウムの機械が撤去されドームだけが残った場所があります。
墨田区の生涯学習センターユートリヤというところです。 星空を映し出す機械はなくなり、代わりに、360度全天を映し出す特殊なレンズが付いたプロジェクターがあります。そのプロジェクターで、いろいろと実験したくなりました。 実験では、YouTubeで探し出した動画や手持ちの映像、カメラを使ったリアルタイム中継など、映像投影の可能性を探りつつ、影絵や反響音など、ドーム空間の特徴を遊びながら見つけていきました。そして、これらのドームでの実験36景をまとめた成果展示を3日間ドームで行います。
このようなプラネタリウムのドームは全国に沢山あります。今回の事例をまとめた冊子を作り、将来は、そのコンテンツをいろんなドームで行う計画です。将来につなげるコンテンツにするのです。
アップデートアーキテクツは、美術家を中心に様々な職能の人と共に、ソフトによって公共建築を更新していくことの可能性を作っていく団体です。公共建築は、一度プログラムを決定し動き始めるとなかなか用途が変更できませんが、アートの柔軟性で、公共建築をアップデートできるのでないか。その可能性を探っていこうと思っています。
今回のアップデートプラネタリウムは、ドームの面白い使い方から始まり、世界中の公共建築や公共空間を考える新しい動きとなるでしょう。
アップデートアーキテクツ代表 北川貴好
関連トーク
タイトル:建築を更新することの可能性
日時:11月17日(金)18:30-20:30
登壇者:佐藤慎也(日本大学理工学部建築学科教授)、北川貴好(美術家)
モデレーター:曽我高明(現代美術製作所)
一般的な建築の更新手法といえば、リノベーション。ハードに手を加え、その時代の要求にあった建築へと生まれ変わります。一方でリノベーションではその使用用途はいくら新しくなろうとも「限定」されてしまいます。そこで今回のプロジェクトではソフトの視点で今ある建築を読み解き直し、建築の新たな更新方法を模索しています。
建築家でありさまざまなアートプロジェクトにも関わってきた佐藤慎也、実際にプロジェクトを動かしてきた北川貴好等が、建築をソフトで更新することの可能性について考えます。
第0部 建築を考察する (オプショナルツアー)
18:15 ユートリヤ4階集合 ユートリヤ館内ツアー開始
第1部 アップデートプラネタリウムの途中経過
18:30 実験パフォーマンス開始
第2部 建築を更新することの可能性
18:50 アーティストキュレーターによる建築を更新することに関するインタビュービデオ
19:20 ディスカッション
第3部 参加型斜面ドーム会議
20:00 持ち時間2分で巨大画面で質問!!
20:30 終了
タイトル:建築を更新することの可能性
日時:11月17日(金)18:30-20:30
登壇者:佐藤慎也(日本大学理工学部建築学科教授)、北川貴好(美術家)
モデレーター:曽我高明(現代美術製作所)
一般的な建築の更新手法といえば、リノベーション。ハードに手を加え、その時代の要求にあった建築へと生まれ変わります。一方でリノベーションではその使用用途はいくら新しくなろうとも「限定」されてしまいます。そこで今回のプロジェクトではソフトの視点で今ある建築を読み解き直し、建築の新たな更新方法を模索しています。
建築家でありさまざまなアートプロジェクトにも関わってきた佐藤慎也、実際にプロジェクトを動かしてきた北川貴好等が、建築をソフトで更新することの可能性について考えます。
第0部 建築を考察する (オプショナルツアー)
18:15 ユートリヤ4階集合 ユートリヤ館内ツアー開始
第1部 アップデートプラネタリウムの途中経過
18:30 実験パフォーマンス開始
第2部 建築を更新することの可能性
18:50 アーティストキュレーターによる建築を更新することに関するインタビュービデオ
19:20 ディスカッション
第3部 参加型斜面ドーム会議
20:00 持ち時間2分で巨大画面で質問!!
20:30 終了
企画制作
アップデートアーキテクツ
主催
アップデートアーキテクツ、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催
墨田区、公益財団法人墨田区文化振興財団
特別協賛
アサヒグループホールディングス株式会社
※プログラム内容は予告なく変更する場合があります。
※時間帯によってプログラムが異なります。当日のタイムテーブルなど詳細はウェブサイトをご覧ください。
アップデートアーキテクツ
主催
アップデートアーキテクツ、「隅田川 森羅万象 墨に夢」実行委員会
共催
墨田区、公益財団法人墨田区文化振興財団
特別協賛
アサヒグループホールディングス株式会社
※プログラム内容は予告なく変更する場合があります。
※時間帯によってプログラムが異なります。当日のタイムテーブルなど詳細はウェブサイトをご覧ください。
アップデートアーキテクツとは?
ソフトによって公共建築を更新するという観点から新しい建築やアートの捉え方を模索する団体です。
アップデートアーキテクツ
北川貴好 飯田将茂 藤井さゆり 曽我高明 吉川晃司 後藤大輝 吉田尚弘 金子千裕 など
北川貴好 飯田将茂 藤井さゆり 曽我高明 吉川晃司 後藤大輝 吉田尚弘 金子千裕 など